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【知っているとお得】怒りっぽい人を優しい人にする方法

2021/05/18
 
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 私はKindle作家の浅岡家山といいます!  このブログでは『やさしさ』や『物語技法』『Kindle本』などの皆様に役立つ知恵を、色々な形で発信していきます。
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目次

怒りっぽい人を優しい人にする方法

こんにちは。浅岡です。今日は怒りっぽい人を優しい人にする方法についてお話しましょう。わかりやすく書くので、読んでいって下さいね。
ブログを読むのが億劫な人は動画をどうぞ。内容はブログと同じです。

不思議なクレーマーさんと出会った

私は二十代後半の頃、両親の自営業を手伝いながら、資格を取ろうと思い、お金が必要でした。それで、1月頃に、時給の良いコンビニの夜勤のアルバイトに応募しました。ちょうど、バイトを辞める人がいて、すぐに採用が決まりました。それで、仕事を覚えるために、いつもメモして、頑張っていました。

バイトを初めて3ヶ月ぐらい経った頃、ちょっと変わった人が来るようになったんです。

その人は、いつも土曜日の深夜12時頃に、車できて、赤い顔をしながらカップラーメンを物色していました。

(なんだろう? あの人。ちょっと変わってるな)と思いながらレジで待っていると、その人がカップラーメンをレジに置いて、開口一番、

「俺が入ってきた時に挨拶が聞こえなかったぞ! もっと大きな声で挨拶しろ!」と喧嘩を売るような口調で騒ぎ出しました。赤い顔をして目が据わり普通ではない雰囲気から、酔っ払いだ! と私は思い、何をされるかわからず、怖くなっちゃって脚が震え出しました。

「すみません」と謝ると、

「コンビニの店員が・・・・・・」とごにょごにょ口の中で言っていて、明らかに普通ではない。そこに異常事態に気付いたオーナーが近寄ってきて、話すと、

「あいつの声、小さいぞ、なんとかしろ!」と、また文句を言い出しました。オーナーは、

「そうですね、あとで言っておきます。申し訳ないです」と答えるのですが、その人は、今度は、オーナーに難癖をつけていて、オーナーも

「注意されるうちが花だと思っています」とかなんとか答えて、必死に相手をなだめていました。

その人が買い物をして去った後、オーナーが、

「もっと大きな声で挨拶しろよ」と私を注意しました。

私としてはちゃんと挨拶をして、他のお客さんからクレームはなかったのに、その飲酒運転でコンビニにくるその人にだけ注意されるのは、納得できなかったんです。要するに、相手は私に自分の不満をぶつけているだけだと思うんです。酔っ払って、気が大きくなって、日頃の鬱憤を私にぶつけていると思うわけです。でも、私も怒られたくないから、そのお客には気をつけようと思いました。だから、いつも店のドアが開くたびに、挨拶を心がけていました。

その後のクレーマーさん

それから一週間後、挨拶を心がけながらコンビニで働いていると、夜中の12時になった頃、また、そのクレーマーさんが来ました。

ドアが開いた瞬間、(あ、あの人だ!) と気付いて、急いで、

「いらっしゃいませ!」と言いました。

(今回は大丈夫だな)と思って仕事をしていたら、その人がレジに来て、また、

「おい! 俺が入ってきた時、挨拶したか? 聞こえなかったぞ!」と、前と同じ状態になって、(ちゃんと言ったのに)と思いながら、また、その人から説教を受けました。

オーナーが、また異常事態に気付いて、割って入って、その人のぐだぐだした話を聞き、やっと帰ったと思うと、また、

「大きな声で挨拶しないと駄目じゃないか」と私を叱りました。

私にとってはトラウマになるような体験でしたね。その人に、謝っても、許してくれなくて、レジでぐだぐだ説教を始めるので、他のお客さんも買い物ができないし、オーナーからは注意されるし、どうしたらいいだ、という感じでした。何が駄目なんだ、どうしたらいいんだ? と悩みました。

他のアルバイトから聞いた話

その後もコンビニで働いていて、他のアルバイトから、そのクレーマーさんのことを聞きました。

じつは、その人はアルバイトたちの間で、けっこう有名な人で、皆、なにかしら難癖をつけられたことがあるとか。おにぎりを温めて渡したら、

「ぬるいぞ!」といちゃもんをつけられ、熱々にして渡したとか。とくに新人のアルバイトは狙われるという話でした。

震えて働く

私はとにかくそのクレーマーさんが苦手でした。怒られるのも嫌だし、その後、オーナーから小言を言われるのも我慢ならなかったです。

で、どうしたらいいんだ? と悩んで色々な人に相談しました。

ある人は、「無視すればいいじゃない」と言い、ある人は、「その人は欲求不満だから優しさで包み込めばいい」と言いました。

結局、私はとにかくそのクレーマーさんの言うように、大声で働くことにしました。

来店したお客さんに大声で「いらっしゃいませ!」と言い、買い物を終えたお客さんには「ありがとうございました」と大声で言うようにしました。

クレーマーさんが来なくなった

そういう風に自分を変えた後、そのクレーマーさんと会うことは一度もありませんでした。

私が変わったから来なくなったのか、ただ、単に違うコンビニに行くようになったのか、そもそも飲酒運転で捕まって車が使えなくなり来なくなったのか、答えはわかりません。ただ、その頃から私は、お客さんから学ぶようになりました。

色々なお客さんがいて、相手の気分を害さない接客を心がけるようにしました。求めるものは人それぞれです。でも、どんな相手でも、嫌な思いをさせない接客、たとえば、クレーマーさんから注意を受けた大きな声での挨拶や、たとえ品だしをしていたり、店内を清掃しているときでも、常にお客さんを意識して、レジでお待たせしないように配慮しました。

相手の言いなりになると、相手が調子に乗ってさらにやりたい放題になるのでは?

いくら接客業だからといって、相手の言いなりになると、相手が調子に乗るのではないか? やりたい放題になるのではないか? と思う人もいると思います。でも、問題ないと思います。客と店員という関係では、求めたとしてもたかがしれてますから。たとえば、ホットスナックが空になっていて、フランクフルトを注文してきて、それに応えるために、鉄板を温めて作るとか、それぐらいです。金が欲しいとかそうなったら警察沙汰なので、違う解決策が必要ですが。

相手の言うとおり行動すると、相手は憎しみを吐き出し満足して余裕を持つ

今までの体験からわかったのは、怒っている人は、不満を抱えているんです。クレーマーさんのようにお酒を飲むと、その不満が表に出て来て、横柄な態度を取ると思います。

こういう怒っている人を優しい人にするには、どうしたらいいかというと、相手の言うとおり行動をすること。すると、相手は自分の思い通りになったということで不満や憎しみを吐き出して、満足します。すると余裕を持つことができて、優しくなれると思うんです。

たとえば、クレーマーさんのような人に出会っても、その人から何かを学ぶことで、相手との関係も変わってくると思うんです。他人は変わらない、でも自分は変えられるという言葉がありますが、自分が変わると相手も態度を変える。相手が要求したことをすれば、相手の横暴な態度も収まると私は思います。

たとえば、女性だと、不安を抱えて、あわあわしている場合、話を聞いてあげることで、心が落ち着くことってありますよね。誰かに悩みを受け止めてもらうことで、安心するというか。これも心に余裕がない状態だったのを、悩みを吐き出すことで、冷静になれて、満足できて楽になれるということです。それで優しい心を持てるだろうと。

つまり問題事がない人は、優しい人になれるということですね。

自分に満足すると優しくなれる

クレーマーさんのような欲求不満になっている人ってたくさんいると思うんですよ。

世の中は昔のような年功序列や終身雇用がなくなって、常に販売競争などで争っていて、優しさが足りないと思います。いつも他人とくらべて自分はどのくらいなのかを意識し、へとへとに疲れるまで働いています。

でも、他人とくらべるのを止めて、今の自分に満足できるようになると、優しくなれると思います。だって、自分に満足できたら、心に余裕ができて、弱い人の気持に意識が向かうこともできると思うからです。余裕がなければ、他人のことなど二の次ですからね。

このブログは「人に優しく」するというのを主題として発信していくつもりです。それによって自分も周りの人も優しくなれる、そういう輪を作っていくことにします。すると、自分も笑顔で他人も笑顔になって、幸せになれるかなと。

今日は、実体験を交えながら、怒りっぽい人を優しい人にする方法について書いてみました。

今日はここまで

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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