良い人間関係を作りたいなら親子関係を見直そう
今日は「良い人間関係を作りたいなら親子関係を見直そう」という記事です。
はじまりはじまり~♪
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目次
人間関係のストレス
どんな人でも、働いていたら色々なストレスを抱えると思うんですよ。その中でも一番、大きいストレスは人間関係のいざこざじゃないかと思います。
どうせ働くなら愛情のある職場で働きたいですよね。助け合ったり、冗談を言い合って和気藹々と働きたい。それができないからストレスになるわけです。
私は人間関係の良い職場とそうではない職場で働いたことがあるのですが、もう楽しさが全然違うんですよ。
仲の良い職場だと働くことが辛くなくて、ストレスも少なくて余計な苦労がないというか。逆に、仲が良くない職場はギスギスしていて呼吸をするのも苦しいです(笑) 吐き気を覚えたこともありますし、まさに寿命が縮まる思いをしました(笑)そういう職場ではろくに仕事を教えてもらえずスキルも身につきませんし、失敗を恐れて縮こまりますね。私はギスギスした職場にいた頃は、毎日、頭痛に悩まされましたからね。
裏を返せば人間関係が良いとストレスも少なくて健康面も問題なくさらにスキルも身について自信がつきます。
私は仲の良い職場では仕事を覚え、オーナーから信頼されて金庫番にもなりどんどん成長できて楽しかったのを覚えています。それぐらい人間関係は体の状態や心身に影響を与えます。
では、どうしたら良い人間関係を作れるか?
それには人類の歴史から考えるといいでしょう。
人間関係は人類の歴史に通じる
ちょっと難しい表現ですが、人間関係は人類の歴史に通じると私は思っています。
なぜなら人類は狩猟時代から獲物を捕るために団体で行動をしました。たとえば男たちは力を合わせて動物を狩りましたし、女たちは男たちのいない間、協力して動植物を加工したり服を作り、子供を育てました。つまり、そこには人間関係が重要な役割を持っていました。というのも、みんなが協力しなければ生きていけなかったからです。そしてそこに人間関係の基礎があると私は考えます。
人間関係の基礎とは、たとえば狩猟するために男たちは力を合わせて作戦を練り、役割分担をしました。そこではその作戦どおり行動しなければ狩猟ができないわけです。なので男たちの中に反発したり従わない者は排除されました。また、狩猟がいつもうまくいくとは限らず、失敗した場合、誰かのせいにしてストレスを発散する場合もあったでしょう。それが今でいういじめであったりパワハラであったりします。団体行動の負の面ですね。
そして狩猟時代の名残は今の私たちの家族にも引き継がれているわけです。
家族は団体行動の一形態
家族とは団体行動の一形態なんですよ。狩猟時代に団体行動したのが今でも家族という形で残っています。たとえば父親が家訓を作り、外で働いて家族を養う。母親はお金の管理をし料理を作り子供を育てます。これは狩猟時代にあった役割とつながります。つまり生きていくために団体行動をして、協力しあって生活をしていくということです。
しかしその団体行動のために犠牲にしたものもあります。
たとえば外で働いてきた父親がストレスを発散するために子供に虐待をするとか、妻にDVをするとか。
団体行動の負の面ですね。
弱い者は虐待を受けてもそれを愛情だと思い込む
少し脱線しますが、日常的に虐待を受けたりDVを受ける人たちは、それを愛情だと思い込みます。というのも、そうしなければ自分の心を維持できないからです。そして、自分が虐待を受けるのは両親が愛しているからするのだと思い込みます。健気で可哀相な話ですよね。愛を知らない子供がいるわけです。
そういう子供が大人になると、虐待などに慣れ親しんでいるため、無意識のうちに暴力的な友人や恋人、仕事を選びます。子供の頃から虐待などに慣れ親しんでいるため同じ境遇に自分を置くことで安心するんです。そして自分が親になると愛情を示しているつもりで、子供を虐待してしまいます。これが虐待の連鎖です。
虐待を受けたことがあるならセラピーを受けるといい
では、そんな悲しい境遇から抜け出すにはどうしたらいいか? これは良い人間関係を作る話につながります。
悲しい境遇から抜け出していくには、何かセラピーを受けるのがいいですね。たとえばメンタルクリニックで行われているカウンセリングなど。
セラピーは辛い体験になるでしょう。今まで両親が愛してくれていたという思い込みを否定するからです。安全な場所で辛い過去の体験と向き合い、両親は私を愛していなかったと認めて、その感情を味わうことで思い込みを捨てることができるでしょう。すると親子関係の呪縛が解けて今まで突き動かされていた衝動から解放されます。そして冷静に両親を観察することができるようになります。
親子関係と他人との関係はつながる
セラピーを受けながら親子関係を見つめ直すと、それは他人との関係にもつながります。たとえば職場で苦手な人がいるとします。いつも自分に仕事を押しつけて本人は遊んでいる。なのに仕事の成果などの美味しいところだけ持っていくみたいな。これは家族との関係を他人をとおして再現しているのです。だから親子関係を見直す必要があると。
父親とはどう付き合うと良い関係になるか、母親とはどう付き合うと良い関係になるか、兄弟姉妹とはどう付き合うと良い関係になるか、それを考えるといいでしょう。
たとえば、面倒ごとを押しつけて美味しいところだけ持っていこうとする人の場合、これは自分と父親との関係と同じだと気づくかもしれません。何もしないのに美味しいところだけを持っていくところとか。
では、そういう父親とどう付き合うと良い関係になるか考えてみましょう。私なら名より実をとります。父親が何もしないならその分、私がすればいいのです。すると自分の行動をベースにできるようになり、余計な干渉がなくなります。そして自分のスキルが上がっていきます。父親が望むものをどんどん与えることが自分の身になるのです。
職場の話に戻れば、率先してその人の分まで仕事をするといいでしょう。すると、自然とスキルが上がり時間が経つうちに職場でもっとも仕事ができるようになり、周りから信頼されて一目置かれるようになるでしょう。そして周りと良い人間関係が形成されます。また、出世するかもしれません。美味しいところだけ持っていく人は立場を失い、周りから邪険に扱われるようになり居場所を失います。まあ、人に仕事を押しつけるほど厚かましい人は他人から邪険に扱われても気にしないかもしれませんが。厚顔だからそうできるわけで。
でもこういう風に親子関係を受け入れ、そのサイクルから逃げずに行動を変えていくことで結果的に良いことが起きます。
ほかには母親が怒りっぽくていつもイライラしていて、それに振り回されているとします。そこはまず冷静に考えて、母親が何故イライラしているのかを観察します。そして、イライラの原因を除去したり、自分なりに母親のイライラが減るように自分の行動を変えます。たとえば母親の顔色を見て話題を変えるとか、ストレスを減らすために皿洗いなどのお手伝いをするとか。
それが職場での人間関係にもつながります。たとえば、やたら攻撃的な同僚がいて振り回されるので、顔色を見つつ、相手に合わせて臨機応変に対応を変えるとか。
たとえば今は険しい顔をしているので、問題ごとの話をするのは待とうとか。逆に笑顔があって楽しそうにしていたらこの問題を相談するとか。すると前よりも意思の疎通がとれるようになり振り回されることが減るでしょう。
これは母親との関係から学んだのです。母親と良い関係を作るためにしている行動を、職場で実行することで良い関係を作ったのです。
まとめ
こうしてセラピーを受けて親子関係を見つめ直すことで、家族のネガティブな連鎖を止めることができるでしょう。接し方を学ぶことで変わっていきます。その結果、良い人間関係を作ることができるでしょう。
今日はここまで!
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