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【重要です】親子関係を乗り越える方法(前編)

2021/05/18
 
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 私はKindle作家の浅岡家山といいます!  このブログでは『やさしさ』や『物語技法』『Kindle本』などの皆様に役立つ知恵を、色々な形で発信していきます。
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今日は前回の続きで、親子関係を乗り越えていく方法についてお話ししましょう。長文になるので前編、後編に分けて掲載しますね。


前回の「人間関係を良くする」を書いているうちに、きっと読者さんは「親子関係の乗り越える方法」が知りたいだろうなと気づきましたのでそこにフォーカスして書いてみます。


できるだけ具体的に書いていきますので、読み終わる頃には対人関係のスキルが上がるでしょう。成長して下さいね。

はじまりはじまり~♪

ブログを読むの億劫だと言う人は動画をどうぞ。内容はブログと同じです。

 

前回も書きましたが家族は団体行動の一形態です。団体で行動することを基本としますね。
だから団体で生きることを重視して、個人の問題をあまり大切にしません。それゆえ虐待などの家族の団体としての問題が手つかずにそのまま受け継がれていたわけです。


でも、現在は団体行動よりも個人の自己実現を重視する時代に移行していると思うんですよ。だから団体行動で重視されなかったり解決しようとしなかった虐待の問題が世間で取り上げられ注目されていると。連日、虐待のニュースが取り上げられてますよね。時代の流れで人々の意識や関係性が変わってきたのでしょう。


ではどうしたら個人の問題を解決させていくか、順を追って解説しましょう。

目次

繰り返されるネガティブなトラブルのパターンに気づく

家族の中で喧嘩はよくありますよね。
たとえば父親から八つ当たりされて叱られたり、母親と話をしてもろくに聞いてくれず無視されるとか。いつも何かしらのトラブルが起きます。

そこで第一に行うことは対人関係にあるネガティブなトラブルのパターンに気づくことです。
たとえば休みの日になると酒に酔った父親に殴られるとか、給料日前だと母親がカリカリして言いがかりをつけてきて喧嘩になるとか。そういうトラブルのサイクルに注目して下さい。


 それには日記を書くのがいいでしょう。日記に、今日起きたネガティブな出来事を書いていくと。たとえば何月何日に母親と口論になったとか、何曜日に父親に殴られたとか。日付をつけて書いていって下さい。
 そしてだいたい三週間ぐらいノートに書くことを続けたら、それを読み返しながら繰り返されるトラブルの周期を調べて下さい。すると、何日おきに喧嘩が起きやすいとか、何曜日はトラブルが起きやすいとか。
 ほかにも何故か普通の要求をしただけなのに母親から怒られるとか、普段は父親と仲が良いのに自分が困っているときは父親は助けてくれないとかわかってきます。


 日記に書いて読み返すことでネガティブなトラブルの繰り返しに気づいていけるでしょう。そしてどういうトラブルが起きやすいかもわかってきます。殴るなどの暴力なのか暴言を吐かれるのか、無視や放任主義という名のネグレスト的な虐待など、その人がどういう形で攻撃してくるかがわかってきます。
 裏を返せば日常で起きることは無意識に行われることが多く、喧嘩などは衝動的で予測がつかずに起きるので、その裏にあるパターンに気づきにくいのです。そしてそういうのはだいたい、忘れた頃にやってくんですよ(笑) 普段おとなしい父親が酒を飲むと「おい、俺のこと馬鹿にしているだろう」とか絡んできて殴ってくるとか。アル中ですね。


 一時の感情にまかせた行動なので、壁を殴ったり言いたいことを言い放つと感情が収まり、うやむやになります。たとえば、父親はさっき怒っていたのに今は笑顔になっていたから、まあ、いいかなとなりますよね。
 これはトラウマなどのネガティブな経験から起きる怒りや悲しみなどの内面の衝動が家族を突き動かし外面に喧嘩という形で出てきます。ただ、一時の感情なので見過ごされやすいと。
 でもそれを日記に書くことで無意識に何かおかしいと思っていた人間関係がはっきりと文章となって形になるので深い理解につながります。
そうやってネガティブなトラブルのパターンがあることに気づいてください。

話を聞いてくれる人に相談をする

 第二にすることは、その繰り返しを誰かに相談することですね。たとえばカウンセラーに話すのもいいでしょう。


 カウンセラーやセラピストなどのプロは職業柄、様々なケースに携わり、問題を乗り越えてきた経験があるので参考になる部分も多いと思います。また、家族のような団体ではなく、一対一のコミュニケーションになるため家族とは違い、尊重や信用を受けることで、効果的に変わっていけます。
でも、もしお金がなくて難しい場合は、多少、危険ですが友人などに相談するのもいいでしょう。
注意点が一つあるとすれば、話をしっかり聞いてくれる人かどうかですね。
なぜなら話を聞いてくれない人に相談すると逆効果になるからです。


 もしあなたが友人に虐待を受けたことを話したとき「そんなの誰でもあることだよ」と言われたらどう思いますか? きっと「もうこういう話をするのはやめよう」と思うのではないでしょうか。却下されたのだからこういうことを話すことは駄目なのだと思ってしまうからです。下手をすると「もう誰にも話すのはやめよう」と思ってしまうかもしれません。諦めてしまうのですね。
 だから相談する人は厳選しましょう。そして自分の発言を受け止めてくれる人を見つけてそのネガティブなパターンを話しましょう
 
話を聞いてもらう一つのポイントは「自分の家族の常識は、他人の家族の非常識」ということです。

 これは自分の家族の中では普通のことでも、他の家族から見れば異常な場合が多々あるということです。
たとえば結婚記念日や誕生日をお祝いする家族があれば、まったくしない家族もあります。子供の躾けとして口を使って注意する家族があれば、殴ってでもわからせようとする家族もあります。思いやりをもって接するのが当たり前の家族があれば虐待をすることが日常である家族もあるのです。つまり家族によって様々な違いがあります。


 話を聞いてくれる人は、あなたのネガティブなパターンを聞くことで、そんな非常識があるのかと驚くでしょう。そして自分の家族はどうしているかを話すでしょう。すると自分の家族は変だと理解できます。
 そうやって、あなたの家族の非常識が指摘されて段々、異常性が理解できるようになります。お酒に酔った父親から殴られたと話せば、そんな親がいるのかと驚かれるとかですね。
 もしかしたら一回、二回の相談ではわからないかもしれませんが、何度も根気強く話すことで、自分の家族の異常性に気づくとともに、自分の家族は何がないのか、足りないのかが見えてきます。

ないから、足りないから、家族はおかしくなる


 
 私は家族に問題があるのは何かが、ないからだと思うんです。足りないんですね。
 というのも、問題のある家族には家族が幸せになるための行動がないから問題が起きるのだと思います。


 たとえば家族が仲良くしていくための家訓がないとか、家族で楽しむために相談して旅行に行くことがないとか、将来、息子たちが独立して食べていくためにどういう職業がいいか、じっくり話し合うことがないとか。
 幸せになるための話し合いや行動があれば問題が起きても大きくなる前に解決するでしょう。そういう行動がないため、足りないためにいつまでも同じネガティブなパターンを繰り返すわけです。


 幸せになるための行動がない、足りない家族は協力しあうこともなく、皆、違う方向を見ていてバラバラです。相手を思いやることもなく自分勝手になるものです。
 団体行動のために個人の幸せをないがしろにした家族。その名残だと思います。つまり愛を知らない人は人を愛せないのです。

後編に続きます。

今日はここまで!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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