【こういう人っています】謝れない人
世の中には困った人っていますよね。お天気さんで周りを振り回すとか、言うことがコロコロ変わる人とか。
その中でも今日は自分の非を認めない人について書いていきます。
今日は『謝れない人』はどういう人かという記事です。
はじまりはじまり~♪
ブログを読むのが億劫という人は動画をどうぞ。内容はブログと同じです。
目次
謝れない人の原因
自分の非を認めない人っていますよね。職場とかにちょこちょこいます。仕事などで自分がミスをしてそれを指摘されても、形だけ謝るだけで反省する姿勢が見えないとか。「すみません」と謝るのですが、反省している風に見えず、本当は悪いと思ってないだろ! みたいな(笑)
こういう人は何故、そうなったのかと言うと、小さい頃から謝る機会がなくそのまま大人になってしまったのでしょう。謝る体験をしたことがないのでしょうね。
また、そういう人は謝ることでプライドが傷つくように感じるので謝りません。自分の中のプライドが邪魔をしてミスしたことを受け入れられないんですね。つまり自分本位なんですよ。自分中心に考えて相手のことを考えていないわけです。
映画『手紙』からわかること
謝罪について良い作品があります。東野圭吾さんの『手紙』という本です。これは映画化されていて面白かったので引用します。※映画『手紙』のネタバレがあります。
親もなく貧しい兄弟がいます。兄はお金を得るため、空き巣をします。そして、たまたま空き巣に入った家に人がいて、殺してしまいます。兄は捕まり刑務所に行きます。弟は事件の後、お笑い芸人を目指しながら働いています。そして芸人として売れていきます。
でも兄が犯罪者だと暴露する人たちがいて、芸人の仕事ができなくなり、婚約していた人とも別れます。弟は兄を恨みます。そして兄に対して今までに自分が受けた差別を手紙に書き、俺は兄さんを捨てると書いて送ります。
あるとき、弟は兄が殺した被害者の家族から連絡があり会いにいきます。そして手紙の束を見せられます。兄が被害者家族に対して謝罪する手紙でした。
その手紙で兄は被害者に対して謝罪を繰り返しますが、被害者家族はいくら謝られても腹が立って許せず、手紙を無視します。そんなとき、兄は弟からの手紙を読んで、自分のせいで弟や被害者家族に対して大きな苦しみを与えてしまったことを知り、被害者家族のことを考え、自分のせいで迷惑をかけたこと、手紙を送ることさえ迷惑なのことを感じて、もう手紙を送らないようにしますと手紙で伝えてきます。それを読んだ被害者家族は弟に対して、「これで終わりにしよう」と言って、罪を許されます。
これは犯罪者になった兄が、初めて被害者家族のことを考え自分にできることは何かを考えた行動でした。自分本位から相手本位に変わったのです。それで許されたのです。自分本位に謝罪の言葉を述べても相手に怒りしかわいてきません。でも相手本位に考え、相手のために自分に出来ることをすることで許されます。
ここからわかることは、謝罪とは形だけ謝っても意味はないということです。被害を受けた人は怒っています。何も悪いことをしていないのにひどい目にあったからです。そこで形だけの謝罪は怒りを誘うだけです。
でも被害者の身になって考え、自分が出来ることは何かを考え、どうしたら怒りが収まるか、どうしたら同じ過ちを繰り返さないようにできるか、それらを考えて行動を変えることで、被害者も納得するのです。そして許されると。
謝罪をすること、相手本位に反省して自分の行動を変えること、この二つが加害者、被害者、双方ににとって意味のある謝罪なのです。
私の場合はどうだったか
私もかつては謝れない人でした。ミスをしたときに謝るのですが、形だけの謝罪なので相手が怒っていて、許してくれませんでした。でもどうしたらいいかわかりませんでした。
私は幼少の頃から謝る体験をしたことがなかったため、そういう場面になったときにどうしたらいいかわからなかったのです。
でもコンビニで働いていたときに、ミスをした後に自分の行動を変えることが重要だと気づきました。そうしないと同じミスを繰り返すからです。何度も同じミスをするうちに、自分を変える必要があると気づいたのです。
気づいた私は、仕事でミスをして注意されるとそこで謝罪をしつつ、何が原因でこんなことになったのか、どうしたらミスを繰り返さないかを考えるようになりました。そして相手に合わせて自分を変えることを学びました。相手本位に考えるようになったのです。
すると他人との関係も変わっていきました。たぶん自分を変えることができるようになり、他人との関係性も変わっていったのだと思います。そして働き出して半年経った頃になると自信がついて働けるようになりました。
もしあなたが謝れない人なら
もしあなたが謝れない人でしたら謝罪の仕方を身につけましょう。「謝罪をする」と、「同じミスをしないために行動を変える」、この二つをセットでするようにしましょう。そうすれば相手も許してくれると思います。
大切なことは相手本位に考えることです。自分本位に考えるのではなく、相手本位に考えると。相手は自分のせいで被害を受けたのです。だから相手から許されるように行動を変えましょう。それは相手にとっても自分にとっても良いことです。なぜなら同じ失敗を繰り返さなくなるからです。成長したということですね。
まとめ
今日は「謝らない人」について書きました。
形だけの謝罪ではなく、本当の意味での謝罪をする方法が伝わったと思います。
今日はここまで!
参考文献 東野圭吾 日活(2007) 手紙
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