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癒やしとは何か?

2021/05/18
 
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 私はKindle作家の浅岡家山といいます!  このブログでは『やさしさ』や『物語技法』『Kindle本』などの皆様に役立つ知恵を、色々な形で発信していきます。
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目次

癒やしとは何か?

今日は癒やしについてお話しましょうか。前の記事で良い人間関係は癒やし合うと書きました。

 その人間関係を続けることで癒やし合えるわけです。最高の関係だと思います。
 でも意外と知らない人も多いかなと。癒やし合う関係とはどういうものかを知るというのも有益かなと思ったので今日は癒やしがテーマです。

 はじまりはじまり~♪

 ※この記事は当ブログの記事を再編集してまとめたものです。

ブログを読むのが億劫な方は動画をどうぞ。内容はブログと同じです。

https://youtu.be/zndEVuDCHPg

癒やしとは存在の肯定である

 まず癒やしとはどういう構造でできているのかを説明しましょう。ここではセラピストとクライアント(カウンセリングを受けに来た来談者)の抱えているものについて言及します。
 癒やしを行うセラピストには辛い過去があるものです。たとえばセラピストは、過去に母親から「おまえなんか産むんじゃなかった」と存在を否定される言葉をかけられ自分には価値がないと思い込んでいるとします。そしてその辛さを今も記憶していて持っていると。
 また、クライアントは現在、辛い状況にあるものです。たとえば両親から頭が良くて成績の良い姉と比べられて、家庭に居場所がないと

 セラピストはクライアントの話を聞きながらなんとなく理解できるわけです。
そして自分の過去に置かれた体験をもって、クライアントの気持ちに共感すると。すると粘り強くクライアントの話を聞いていくうちに、クライアントは無意識に行っていた「このセラピストは本当に信用できるか」という品定めを終えて、このセラピストは信頼できるとわかると、もっとも弱い自分を打ち明けようとします自分が持っているネガティブな思い込みを口にするんですね。
 セラピストはそれを聞きながら、最後にこう言うでしょう
 「私の目から見ればあなたは優秀だと思いますよ。たとえあなたの両親がそう言っても、私の目にはそう映りません」とか「それはあなたが思い込んでいるだけで、私にはそう感じないから大丈夫ですよ」と。
 すると、クライアントは今まで自分は駄目な人間だと思っていた考えを、そんなことはないんだ、自分は十分、優秀な人間なんだと過去の記憶を書き換えることになります。
 つまり、クライアントはコンプレックスなどの弱い自分を肯定されて癒やされたわけです。
 というのも、もっとも弱い自分は、過去に傷つけられたのから、もうあんな体験をしたくない、だから表には出さなかったのです。
 普段はそんな辛い体験はなかったことにしたり見なかったことにするのですが、その気持ちは隠せず、日常生活を困難にしました。

 しかしセラピストと接するうちに「この人は安全だ」「信頼できる」とわかり、辛い体験を口に出しました。そして表に出してセラピストに肯定されたことで、自尊心が高まったわけです。子供の頃から親に蔑ろにされて存在を否定されて生きてきたのをセラピストから肯定されたことで癒やされたのでした。
 そして「あなたのおかげで癒やされました、ありがとう」とか感謝の言葉を言うわけです。

 それに対してセラピストにも影響があります。たとえば前記のようにセラピストは過去に「お前なんか産むんじゃなかった」と存在を否定されました。辛い体験をしているのです。
 でもクライアントから「あなたのおかげで癒やされました、ありがとう」と言われて、クライアントから存在を肯定されたのですつまりクライアントの感謝の言葉により、母親から否定されて自分には価値がないという思い込みを「あなたのおかげで」という存在の肯定により自分には価値があるという過去の記憶の書き換えることに成功したわけです。これが「他人を癒やすことで自分が癒やされる」という体験です。
 言い換えると、クライアントの思い込みを書き換えることで、セラピストも思い込みを書き換えることができるのですこういう関係って良いですよね。

 わかりやすく公式で表すなら、

 セラピスト「お前なんかいらないと言われた過去、自分には価値がないと思い込んでいる」=クライアント「親から阻害されている現在、家庭に居場所がないという思い込み」

 セラピスト「あなたは優秀だと思いますよ」=クライアント「あなたのおかげで癒やされました」
 こうやって、相手を肯定することでお互いに思い込みを書き換えることになり癒やされます。

癒やし合うと相手に恋愛感情を持ちやすい

 セラピストもクライアントもお互いが辛い現状や過去を持ちます。それをお互いが結果的に愛情のある言葉で癒やし合います。すると、それがもっとも弱い自分を愛を持って肯定することになり、恋愛感情に発達するわけです。だからセラピストとクライアントがそのまま結婚することは多々あります。どうしてもお互いがそれまで誰にも見せていなかった思い込みをその人だけに打ち明け、肯定されることで特別な感情を持ちやすいのです。そうならないように様々な対策がされていますが。

 裏を返せば、もし好きな人と恋愛関係になりたいのなら相手が弱っているときに、相手の弱さを受け入れ、愛情を持って肯定するといいでしょうね。するとお互いが癒やされます。愛情を持って相手を受け入れるのが秘訣です。

恋愛と共通する点

 セラピーは恋愛と似ているところがあります。愛情の欠如をセラピーで補充するからです。たとえばエステなども体に直接、マッサージすることで癒やすわけです。
 相手の弱ったところや傷ついたところを受け入れ、愛情をもって回復させるからです。恋愛もそうですよね。初めはお互い、相手の良いところばかり見ていますが、次第に愛情の交流をするうちに、相手の弱さも愛すようになりますそのとき、相手が過去の辛い体験を口にしてそれを受け入れることでお互いが癒やされます。お互いがかけがえのない相手だとわかり、深い愛情を感じ合うと。

リラックスすると疲れが取れる

 

疲れが取れずに眠れない人へ

 続いてリラックスすると疲れが取れるというお話です。癒やしにもつながるかなと。

 ときどき鬱々することってありますよね。
 何もやる気が起きなくてずっと横になっていたいとか。疲れがたまっていて動きたくないとか。でも疲れているはずなのになかなか眠れずに困ったとか。

 私は疲れをとることに重要なのがリラックスだと思っています。リラックスすることで心身も休まると。

眠れない理由

 疲れているのに眠れないってありますよね。仕事から帰ってきて寝ようとするのですが、仕事のことが頭から離れず眠れないとか。布団に入っても落ち着かずぐるぐると考えてしまって眠れないとか。
 それで結局、ろくに眠れなくてそのまま仕事へ行き、寝不足からミスをしてしまってますます眠れなくなると。
 そんな悪循環をしているときに人に相談すると「ストレスが溜まってるんじゃないか、ちゃんとストレスを発散しているか?」とか注意されがちです。ストレスが溜まっているからイライラして眠れないんだと。だから発散する行動をしたほうがいいと。

ストレスを発散する方法

 一般的にストレスを発散するのにお酒が良いと言いますよね。仕事から帰ってきてビールを飲むと生き返るとか。
 でも、ある本を読んでいたらお酒はストレスの発散にならないそうです。その代わり、健康体操やクリエイティブなことをするのが効果があると。

 たぶんですが、ストレスの発散には脳の疲れを取ることが一番重要なので、何かをすることよりもしっかり脳を休めることのほうが効果が高いのではないかなと思います。
 その本にはストレスを発散する方法として、ヨガや太極拳などの健康体操が紹介されていました。
 健康体操は、心身の歪みを調整する効果があります。たとえば事務職などで毎日、頭ばかり使っている人は頭に疲れが溜まります。そこでヨガなどで体の部位を様々に伸ばしたり呼吸法をすることで、全身の血行が良くなり偏りや歪みが調整されて楽になります。全身の血行が良くなることで、脳の血行も良くなって疲れが取れていくと。そして体を動かしたことでほどよく疲れて眠れるようになると。

 だからストレスが溜まっていると思う人は、健康体操を取り入れるといいでしょう。するとストレスが発散されたり、心身のバランスが整い、心身が強くなったりします。

 私の場合は導引術という健康体操をしています。これは全身の部位を順にさすることで体のバランスを整えるものです。たとえば右足の裏を左手の平で100回さするとか。すると意識が足の裏にいき、頭を使うことが減ります。しばらく続けていると欠伸が出て眠くなります。

 眠れないのは頭ばかり使っているからです。でも、導引術で全身を順にさすっていったり、特に足の裏をさすったりすることで意識が下に向き、頭を使うことが中断されます。するとリラックスされるのですね。
 もし眠れずに困っている人は導引術をするのもいいでしょう。特に足の裏をさするワークは効果があります。私がそうでしたから。足の裏をさするというのが秘訣ですね。ネットなどで導引術を調べて下さい。導引術をしたらきっとぐっすり眠りにつけると思いますよ。

感情の抑圧があるとリラックスできない

 私は前々からブログ記事などで感情の抑圧について説明してきました。
 感情の抑圧とは、子供のときにその場にふさわしくない感情を出すと、周りから怒られるので感情をため込むことです。これはリラックスをするのを邪魔をします。
 たとえば怒りをためこむと無意識に我慢するので体が緊張するのです。怒りを外に出すことで体は弛緩します。
 エステなどでマッサージを受けながら仕事の愚痴を言うのは、感情の解放をしているのですね。愚痴というネガティブな感情を吐き出すことで体の緊張も一緒に取れていくと。
 これはお酒も同じで酒を飲むとストレス発散になるのは、愚痴を他人に話すことで感情を発散しているからだと思います。酒自体にはストレスを発散するものではないと。
 だからリラックスしたければ感情を表に出すのがいいでしょう。仕事で感情を出すのが難しいなら家に帰って日記に書いて発散したりバッティングセンターでボールを上司に見立てて打つのもいいでしょう。すると体の緊張が取れていき、リラックスできるようになります。すると脳の疲れも取れて眠りにつくのが楽になります。

リラックスを軽視する社会

 私たちが住んでいる社会では、リラックスすることを軽視しているように思えます。
 学校の体育も体を鍛えるとか、球技で争うとかそういう競い合うものが主となっていて、リラックスをするための健康体操などは軽視しているように思えます。
 また、私の父や叔父のような昔の人は、休みの日は、一日ぼーとしてましたね。ビールを飲んでそのまま夜まで昼寝をしていました。何もしてなくて、ぼーとリラックスしながら脳の疲れを取っていたのだと思います。

 今のように休みの日はバーベキューをするとか、旅行に行くとか、ゲームをするとか、リラックスとは逆なことがいいという社会になりました。休みの日こそ遊ばないといけないとか。
 ストレスを発散させるという誤解をしたまま、どんどん脳の疲れを増やす方向に進んでいるように感じます。
 それがうつ病などの精神疾患の増加につながっているんじゃないかなと私は思っています。恒久的に脳の疲れを蓄積していき、うつ病を発症するんじゃないかなと私は感じます。
 私が子供の頃は二十四時間営業のコンビニってそんなにありませんでした。夜の十時になると閉めるコンビニも多かったです。
 また、正月も1月1日から3日まででお休みで、お店が開くのは4日からでした。それが普通だったんですよ。その頃は社会全体にしっかり休みを取るように出来ていました。
 でも、便利を追求したために今では、24時間営業が当たり前になり、スーパーなども夜遅くまでやっています。どんどん便利のために社会が休みが取れないようになっていきました。
 だからこれからはどうやって脳の疲れをとるか、休みを取るかが大切だと思います。

まとめ

 しっかり睡眠を取りたいならリラックスすることをするのがいいでしょう。それが人によってはエステや酒を飲んで愚痴を言うことだったり、健康体操だったりします。自分の体調を整えるために自分に合う方法を試してみて身につけて下さい。すると気持ちよく眠れるようになるでしょう。そして良い睡眠に癒やされると。

今日はここまで!

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最後まで読んでいたきありがとうございました。

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