【大切です】読み手を意識して文章を書く習慣

子供の頃に夏休みとかに読書感想文の宿題ってありましたよね。
本を読んで感想を書くのですが、あれは自分の思ったことを書くというよりそれを読む先生に受け入れてもらえるように書いたり、先生を感動させたり驚かせたりするために書いた人もいると思います。私がそうでした。そこで人生初めての客観性を獲得したところかもしれません。
そういう意味で読書感想文って良い訓練になりますよね。読み手の目線を意識するというか。
そうやって読み手を意識して文章を書くのは色々な利点があります。それを解説していきます。
今日は読み手を意識して文章を書く習慣についての記事です。
はじまりはじまり~♪
ブログを読むのが億劫な人は動画をどうぞ。内容はブログと同じです。
目次
読書感想文
私は小学生の頃、読書感想文で先生を驚かせたことがありました。感想文なのに物語風に文章を書いたら、先生がいたく気に入ったようで良い成績を貰いました。その時、書くときに思ったのは、先生が普段読むような決まり切った感想文は書きたくないと思ったんです。そういう感想文を書く生徒はたくさんいるでしょう。それでは先生に良い印象を与えないというか、ありきたりになると思ったんです。なら先生を驚かせるにはどうしたらいいか、その答えが物語風の読書感想文でした。
私の読書感想文は冒頭から「私は本棚から本を抜き出した。本を開き数行読み、この本は面白いと思った」みたいな文章が書かれていました。今から考えるとこんなのありなのかと思うのですが、先生には驚きを与えたようです。
たぶんこの書き方が他の生徒たちの感想文の中では意外性があって物珍しいものだったと思います。そっち!? みたいな驚きを与えたというか。だから良い成績になったのでしょう。
これが私が初めて客観性を持って文章を書く習慣を身につけた事柄でした。
読者を想定する習慣
客観性は大切です。そういう意識がないと独りよがりな文章になりますよね。
私はブログを書くときはできるだけ読者を想定して書いています。これは独りよがりな文章にならないためもありますし、読者を想定することで読者を納得させたいからです。読者を想定することで「この文章だと伝わないな」とか「こういう風に書いたら、クスっと笑ってもらえるかな」とか考えながら書けるんですね。そして実際にそういう文章が書けると。
読者を想定する場合、苦手だと思う人はまず自分の家族に向かって書こうとするのがいいでしょう。私の場合は自分の父親に向けて書いています。それは父親ならどんな反応をするか想像できるからです。
私は元々、内向型なので、他人の好みとかに興味がなく読者を想定するのが下手なのですが家族ならいつも話をするので、どういう反応をするか予測できます。
また、読者を想定することで自分の文章に酔うことが減っていきます。読者を想定して読者を喜ばそうと思うと、必然的に客観性が必要になるからです。文章を書いていると、ときどきこれは良いことが書けたと悦に思うことってありますよね。文章に酔うというか。でもそれって落とし穴でその文章を過大評価して削れなくなります。どうしても良い文章だなと思って推敲できないというか。
それを防ぐためにも読者を想定するのがいいです。つまり自分のために書くという自分本位の文章から相手に合わせて書く、相手本位の文章に変わっていけます。読者はこの文章を読むとどういう気持ちになるかを考えて文章を書くことができるようになります。
これは誕生日プレゼントを考えるのと同じですね。相手が喜ぶのはどんなものだろうと考えて、相手が望みそうなものを選んで贈ると。つまりサービス精神が身につくわけです。
読者を想定する習慣をつける
読者を想定するのを習慣にするには文章を書く前に二つのポイントを意識することです。
ポイントは以下のことです。
1,文章を読む人を明確にする
2,読む人の反応を決める
の二つです。
一つ一つ説明していきます。
1,文章を読む人を明確にする
これは読者はどういう人なのかはっきり決めることです。たとえば小学生に向けた文章と社会人一年生に向けた文章は明らかに違いますよね。それぞれの年齢に合わせた言葉や文章があります。それを判別するために文章を読む人を明確にしましょう。もし想像できない場合は、家族や友人を想定するのもいいでしょう。そのほうがわかりやすいですから。
2,読む人の反応を決める
これは読む人の反応を決めることでどういう文章を書くかが決まります。読者を驚かせたいのなら、そういう文章を。読者を引きつけたいならそのために冒頭に問題提起をするとか。読者の反応に合わせて文章も変わります。
この二つを文章を書く前に想定することで読み手を意識した文章が書けるようになります。
まとめ
今日は読者を想定した文章の書き方について解説しました。読者を想定する習慣を身につけることで客観的に書けるようになります。ぜひ行ってみて下さい。
今日はここまで!
参考文献 山口拓朗 明日香出版社(2014)伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則
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