物語を作る力が身につく習慣

2019/10/19
 
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 私はKindle作家の浅岡家山といいます!  このブログでは、『やさしさ』や『小説技法』『Kindle本』などの皆様に役立つ知恵を、色々な形で発信していきます。
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 自分には物語を作る才能がないと悲観している人へ

 私は過去に物語の能力を身につけるのに習慣があることを書きました。
 内向型思考タイプの人が犯人やトリックについて考えながら推理小説を読むという習慣のところです。
 それで今日はそういう習慣について掘り下げた記事です。
 物語を作る能力が身につく習慣とは何か? というお話です。

 はじまりはじまり~♪

 ※この記事は当ブログの記事を再編集してまとめたものです。

習慣は楽しくやれるもの


 習慣は楽しくてやめられないものです。だってつまらないと続きませんよね。そして往々にして他人にしゃべると否定されたり変人扱いをされたりします。だからこっそりとするものです。


 たとえば犯人やトリックを考えながら推理小説を読むみたいなことを友人に話したら笑われますよね。普通じゃないとか、変だとか言われて。

 でもトリックを考えながら推理小説を読んで、終わりまで読む前にトリックを解明できて、作者に勝ったぞ(笑)と思って楽しめると。独特な喜びがあります。そしてまた新しい推理小説を買ってきて、題名を読むところから作者との勝負が始まっていると(笑) 

 題名からこんなトリックなのかな? どういうストーリーなんだろうと予測をしながら読むと。そして先に見抜いて作者に勝つと楽しいし、負けたらやられたと思って作者に敬服しますよね。


 そういう感じで楽しいので、他人に何を言われてもやり続けるものです。それが習慣です。


 これはTVゲームと同じですね。他人がいなくても一人で出来ますし、独特な楽しみがあります。

ないなら習慣を身につければいい

 もし自分にはそういう習慣がないと思うなら習慣を実行してるといいでしょう。
 初めは独特な行動なので思ったようにいかないかもしれませんが、慣れればできるようになるでしょう。ただ、楽しくできるかどうかがポイントです。というのもしくないならそれはきっとあなたに向いてないからです。その場合は辞めましょう。


 後々、新しい記事で書きますが習慣はたくさんあります。だから自分に合わない習慣は無視していいと思います。楽しくなければ続きませんからね。楽しくできるものから行いましょう。

子供の頃にどんな習慣があったかがヒントになる。

 自分にはどんな習慣があるのだろう? どんな才能があるのだろう? と思ったりしませんか?
 自分にある習慣を見つけようとする場合、ヒントになるのが子供の頃に何をしているときが楽しかったかです。


 たとえば読書感想文でこう書けば読む人が楽しめるだろう、笑わせるだろうと考えて書いたとか。そういう人は読者を想定して文章を書くのが向いているでしょう。


 たとえば昔から文学全集が家にあって読んでいたとか。そういう人は小説特有の言葉を覚えていることが多く、語彙力があるでしょう。


 たとえば豪雪地帯に住んでいたので、子供の頃に友達と遊ぶことが少なく、絵を描くのが好きだったので毎日、絵を書いていたとか。そういう人は絵が上手くて漫画家などの才能があるでしょう。実際、東北地方出身の漫画家は多いそうです。豪雪地帯では外で友達と遊ぶことができないため一人で家にいることが多いです。そういう子供が絵を書いて時間を潰すことが習慣になっていて、いつのまにかプロ並みになっていてそのまま漫画家になるそうです。

 子供の頃に楽しんでしていたことが習慣のヒントになります。絵を描くのが好きだった、空想するのが好きだった、犯人を当てるのが楽しかったなどなど。そういう習慣を子供の頃から続けていたから大人になって才能として開花するわけです。

物語を予測して読む習慣


 つぎに物語を作る習慣について解説していきます。
 この習慣がある人は物語を作る才能があると思いますし、もしないなら習慣づけすればいいと思います。この記事を読むことで物語を作る習慣を身につけるコツがわかるでしょう。

 今日は物語を予測しながら読むというお話です。

物語が好きな人の特徴

 物語が好きな人でよくあるパターンは、暗記するほど何度も同じ漫画を読んだり、映画を見るというのがあります。その物語に惹かれて何度も読んではまってるんですね。繰り返し繰り返し読むことで何度も感動を味わうと。そして目をつぶると映像が頭に浮かぶほど覚えると。好きだからこそ何度も味わいたいし、暗記してさらに好きになると。誰にでも「これが大好き!」という作品ってあるものです。
 たとえば私の場合は『グッドウィルハンティング』という映画が好きで学生時代に何度もレンタルして見ました。好きすぎて台詞まで覚えています。

 そしてこの暗記するほど見るという経験があると物語の構成がわかってきます。繰り返し見ることでストーリーの流れを暗記するので、基準となるものさしが身につきます。


 するとそのものさしとなる作品と他の作品を比べることができるので、共通点や違いに気づけるようになるわけです。


 作品を見ながら分析することができるようになります。すると「これは伏線だ」とか「今は起承転結の起だから登場人物の説明の場所だ」とかわかるようになります。そして予想どおりの展開だと「よし」と思いますし、違う展開だと「やられた」となります。

物語は論理的に出来ている

 物語はわりと論理的に出来ています。こうなるからこうなると筋が予測できるものです。 

 たとえば私の場合は過去に漫画の『ワンピース』の予測を某掲示板に書いたことがありました。そのときは酷評されました。その時の予想はこんな感じでした。


 ※『ワンピース』のネタバレを含みます。
 海賊船であるメリー号の竜骨が修復不可能になり新しい船を買うことになりました。そのとき、ウソップは反発します。それほど大切にしていたのです。そしてメリー号をめぐって喧嘩になり、最後はルフィと仲違いをして闘争し去って行きます。その後、メリー号は、敵によって荒れ狂う海へと流されてどこかに行ってしまいました。


 私はこの段階で「メリー号は何らかの形で戻ってくる」と某掲示板に書きました。なぜ、そう思ったのかというと、メリー号が原因でウソップとルフィーは仲違いをしたのです。ウソップは重要な人物です。このままいなくなるとは考えられません。なら、メリー号が原因で仲違いしたのなら、メリー号が帰ってくることでウソップはまた仲間に戻ると論理的に考えたのです。


 結果としてメリー号は窮地に陥ったルフィーたちを助けるために戻ってきました。ウソップが仲間に戻るにはもう少しお話が必要でしたが。


 このように物語とはわりと論理的にできているのです。

 また、私はメリー号の時と同じように白ヒゲが戦いで死ぬだろうと予測して当てました。このときは、マリンフォード頂上戦争が起きて、この戦争はどういう形で収まるかを考えた場合、白ひげが命を落とすしかないと思ったのです。海軍は七武海や大将などほぼ全勢力を集めましたし白ひげも全軍で戦いました。この大きな戦いの落としどころ、終戦はどこにあるかと考えると、白ひげが亡くなり撤収するしかないと思いました。なぜなら海軍は負けるわけがありません。それはいつかルフィーがすることだからです。だから戦争が終わるとしたら白ひげが倒れるしかないと考えたのです。ただ、その代わりエースは助けられ白ひげ海賊団を率いると思っていたので、エースまで亡くなったのは予想外でしたが。
 

 こういう感じで物語はわりと論理的にできているものです。結果には必ず理由があるのです。
 

 よく漫画志望者や小説家志望者に対して映画を毎日三本見ろとか、一日一冊小説を読めとか言いますよね。それは映画などを見ることで論理性に気づいたり構成を学ぶためだと思います。

良い作品には無駄なコマがなく綿密に作られている

 素晴らしい作品ほど無駄なものがありません。何気ない会話でもそれが伏線であったりユーモアであったりして綿密に作られています。


 たとえば『サマーウォーズ』という映画では(※『サマーウォーズ』のネタバレを含みます) 作品の冒頭で主人公は数学オリンピックの予選で二位だったことを嘆きます。部室で男二人でバイトをしながら嘆くわけです。何気ないシーンですが、この数学が得意だというところは、後半の暗号を解ける才能として重要な役割を見せます。また主人公が電車で家に帰る途中、電車の電光掲示板に格闘家がどんどん相手を倒すシーンが流れます。この格闘家も後半で味方として登場します。
 このように何気ない日常の風景も全て伏線なのです。良い作品はどんな場面も意味があるのです。

予測をする習慣を身につけるには

 さて物語を予測する習慣を身につける方法を紹介します。
 

 まず、過去に読んだり見たドラマや漫画、映画などを頭の中で再生して下さい。だいたいどんな感じで流れていくか要点が掴めていればいいでしょう。もしできないなら覚える段階に戻り、好きな映画や漫画を覚えるぐらい何度も繰り返し見たり読んだりして下さい。


 すると伏線や構成がわかってきます。そうしたら次に、なぜその映画や漫画を読んで感動したのか、心が揺さぶられたのかを考えて下さい。それは主人公が泣いたからかもしれませんし、成長したからかもしれません。また、登場人物たちのボケ役とツッコミ役などのユーモアにも気づくでしょう。そうやって作品を暗記するぐらい読み、理解し頭の中で再生することで構成に明るくなります

 また他の作品との違いを考えるのもいいでしょう。たとえば『ワンピース』と『ナルト』の漫画の違いを考えるとか。その際、できれば伏線の出し方の違いやユーモアの作り方なども分析できるといいですね。


 暗記したり違いがわかるようになればあとは予測を実行するだけです。映画や漫画などを「次はこうなる」「こうだからこうなる」みたいに予測しながら読みましょう。毎週ジャンプを買って「来週号ではこうなるだろう」と考えるのもいいでしょう。


 これは作者との勝負となり、いつかストーリーが自分の予測どおりになったらあなたはプロ並みのストーリーを考えられるようになったということです。

 最後に起承転結などのストーリーの基礎を学ぶのに参考になる本を紹介しておきます。これらを読むとさらに構成の理解につながります。

『ミステリーの書き方』日本推理作家協会編著 幻冬舎 ※乙一さんの本文が良いです。 
『ライトノベルの書き方』ソフトバンク クリエイティブ株式会社 野島けんじ

 参考文献 『ワンピース』集英社 尾田栄一郎

      『サマーウォーズ』 角川書店 細田守

文学全集を読む習慣

 つぎに子供の頃に文学全集を読んでいたという習慣についての記事です。

子供の頃は言葉を覚えやすい

 子供のときって暗記がしやすいですよね。漢字ドリルとか毎日書いていてどんどん漢字を覚えていくと思います。どうしてかういうと、記憶を司る海馬をとりまく神経細胞が成長しやすいため記憶力が高いからです。そして子供の頃はまだ真っ白なのでどんどん吸収して記憶していきます。だからこの時期に文学全集を読んでいると物語に向いた言葉を覚えることができます。

物語で使う言葉と日常で使う言葉は違う

 物語で使う言葉と日常で使う言葉は違います。
 たとえば「虚無」とか「嘔吐」とか日常生活で使いませんよね。これは「虚しい」とか「物を吐いた」と表現します。
 でも物語では「虚無」や「嘔吐」を使います。要するに物語特有の言葉があるのですね。 
 これは画家の絵と漫画の絵が違うのと同じだと思います。画家の絵は主に絵を見る人の心を動かすものです。絵を見た印象を重視します。そのための技法などがあります。
 そして漫画の絵は読む人にストーリーやキャラクターの感情を伝えるものです。ストーリーを重視していてそれに合う絵が描かれています。
 つまり同じ絵でも目的が違うんですね。
 文章も同じで、日常生活を送るのに適した言葉と物語に適した言葉があります。そして文学全集を読むことで物語に適した言葉を覚えていきます。

 物語に向いた言葉とは「雅語」や「からだことば」です。
雅語とは平安時代を中心とする古典に使われている言葉です。昭和初期の文豪の本などに使われている言葉で、たとえば「雨が滴る」とか「明かりを点す」のような表現をする言葉です。


 また、からだことばとは体の部位を使って表現する言葉で「腹を立てる」とか「肩身が狭い」のような表現をする言葉です。
 
 子供の頃に文学全集を読む習慣があるとこれらの言葉を暗記しています。そして物語を書いていくときに豊富な語彙として使いこなせるでしょう。

もし子供の頃にこの習慣がないのなら

 もし子供の頃にこの習慣がないのなら今から文学全集を読むのがいいでしょう。太宰治や夏目漱石などの文豪の文学全集を読むことで物語に向いた言葉を覚えていきます。
 もしうまく暗記できなかったり使えなかったりする場合は、まず普段使っている日常の言葉で文章を書いて、それを雅語やからだことばに変換するのもいいでしょう。言葉を言い換えるだけでも覚えていきます。使っていくことが重要です。
 また音読もいいです。黙読よりも耳や喉などの体の部位を使うことでより覚えやすくなります。
 あと写本もいいと思います。手を使って書くことで記憶に残りやすくなります。
 
 雅語やからだことばには専用の辞典があります。私のお勧めは『雅語・歌語五七語辞典』と『からだことば辞典』です。よかったら読んでみて下さい。

二次創作をする習慣

 キャラが立たずに悩んでいる人へ

 誰でもお気に入りのキャラクターとかありますよね。漫画のキャラクターとかドラマで活躍している俳優さんとか。
 そういうお気に入りの人と接していたいから自分の部屋にキャラクターのポスターを貼ったり、キャラクターグッズを買ってしまうとか。さらに好きが高じてそのキャラクターの二次創作をしている人もいますよね。
 二次創作とは、漫画などの原作のあるもののキャラクターを使用して自分なりの作品を作ることです。そういう二次創作をする習慣も物語を作る上で重要な習慣だと思います。それを解説していきましょう。

二次創作をするきっかけ

 二次創作をする人も最初はキャラクターの只のファンだったと思います。漫画などを読んでそのキャラクターを知り、どんどん好きになっていってグッズなどを買って部屋に飾っていくと。普通の人はそこで止まるのですが、二次創作をする人はどんどんはまっていって、部屋一杯にキャラクターグッズを置いたりポスターを貼りまくったり、キャラクターの抱き枕を買って一緒に寝るなど、いつも一緒にいる気持ちになると。

 そしてさらに好きになってついには漫画のストーリーとは関係なくそのキャラクターを使って自分の好きなシチュエーションの物語を作りたくなると。自分のお気に入りなキャラクターが自分が思い描く場面で自分好みの行動するのを観察してぐふぐふすると(笑)
好きになったからこそいつまでも接していたい、そしてさらに自分好みの行動をして欲しいわけです。それで二次創作をするようになると。

好みのシチュエーション

 誰にでも好みのシチュエーションってありますよね。

 たとえば年上のお姉さんが家庭教師として勉強を教えてくれるうちに仲良くなってキャッキャウフフの体験をするとか。コンプレックスを持っていた女性が何かがきっかけで先輩に悩みを打ち明けたら暖かく受け止められて癒やされて泣いてしまうとか。とがった革靴を履いて、サングラスをかけ、ビシッとしたスーツを着こなした強面のお兄さんが野良猫をなでなでして喜んでいるとか。一人の少年に恋人候補が何人も現れてハーレム状態になるとか。

 そういう誰もがこれっていいな、こんな体験してみたいなと思えるシチュエーションってあると思います。

 二次創作はそういうものを体験するのに向いていますね。二次創作は原作にはなかった自分好みのシチュエーションを作ってみて発表するものです。だから自分の好きなキャラを使って自分の好きな場面を作り上げると。そこにはニッチだけど好きな人にはどストライクなものがあります。だから需要があるのでしょう。

 これはアイドルのおっかけに似ていますね。そのアイドルが好きすぎて妄想を楽しんだり、グッズを買ってコンサートに行ったりしまう。さらにDVDまで買って暗記するぐらい鑑賞すると。好きだからもっと一緒にいたい、もっと近づきたいと思って行動をします。そしてアイドルが賞を取ったり成長したりすると自分のことのように喜ぶ。どんだけ好きなんだと思うのですが、好きになったものは応援したり力になったりしたくなるものです。

二次創作の習慣

 二次創作が好き! とか二次創作が楽しすぎる!という、二次創作の習慣がある人はキャラクターについて深い理解があるように思います。好きだからこそ、そのキャラがどういう人物でどういう行動をするか熟知しているというか。必然的にキャラについて詳しくなるのですね。そしてキャラクターの成長過程も知っていて、自分好みのキャラクターを作り、そのキャラが活躍したり成長する姿を書いて喜ぶと。好きなキャラだこそ成長するのが嬉しくなるのですね。また好きなキャラの意外なところにも気づけてさらに知ることが出来て嬉しくなるのですね。

 もし問題点があるとしたら視野が狭くなりやすいところかなと思います。自分の好きなことだけに集中するからニッチなものになりやすいです。もし王道を書きたくなったときにそこをどうやって乗り越えるかは人それぞれでしょう。

 プロの作家は嫌いなものも脳を騙して好きになるという人もいます。二次創作をする人が商業作家になるときに乗り越えるべき問題だと思います。

 また、この習慣がある人はキャラクター小説が向いていると思います。キャラクターについての深い理解があるので、物語を作る時、自然とキャラを立たせることができるからです。

二次創作の習慣をつけるには

 二次創作を習慣にするにはまず自分の好きなキャラクターやアイドル、俳優、女優さんを思い浮かべてください。そしてそのキャラを自分好みのシチュエーションに配置してみましょう。楽しく妄想するのですね(笑)


 すると物語の中でどのような行動をするか観察したり自分で考えたりしてください。するとそのキャラクターの意外なところやさらに自分を喜ぶような行動をするかもしれません。そうやってキャラクターに感情移入して自分が求めているものをたっぷり味わうと。するとどんどん楽しくなれるのでますます二次創作をしたくなると思います。あとはそれを漫画なり小説なりを作れば完成です。


 最初はつたないものが出来るかもしれませんがかまいませんので、どんどん作っていきましょう。するとよりキャラクターが理解できたり自分の性癖がわかってますますニッチなものを作っていくと。そうやって自分なりの世界を作っていって下さい。それがきっと物語を作るのに役立つと思います。

読み手を意識して文章を書く習慣

 子供の頃に夏休みに読書感想文の宿題ってありましたよね。
本を読んで感想を書くのですが、あれは自分の思ったことを書くというよりそれを読む先生に受け入れてもらえるように書いたり、先生を感動させたり驚かせたりするために書いた人もいると思います。私がそうでした。そこで人生初めての客観性を獲得したところかもしれません。
 

 そういう意味で読書感想文って良い訓練になりますよね。読み手の目線を意識するというか。
 そうやって読み手を意識して文章を書くのは色々な利点があります。それを解説していきます。

 今回は読み手を意識して文章を書く習慣についての記事です。

読書感想文

 私は小学生の頃、読書感想文で先生を驚かせたことがありました。感想文なのに物語風に文章を書いたら、先生がいたく気に入ったようで良い成績を貰いました。その時、書くときに思ったのは、先生が普段読むような決まり切った感想文は書きたくないと思ったんです。そういう感想文を書く生徒はたくさんいるでしょう。それでは先生に良い印象を与えないというか、ありきたりになると思ったんです。なら先生を驚かせるにはどうしたらいいか、その答えが物語風の読書感想文でした。

 私の読書感想文は冒頭から「私は本棚から本を抜き出した。本を開き数行読み、この本は面白いと思った」みたいな文章が書かれていました。今から考えるとこんなのありなのかと思うのですが、先生には驚きを与えたようです。

 たぶんこの書き方が他の生徒たちの感想文の中では意外性があって物珍しいものだったと思います。そっち!? みたいな驚きを与えたというか。だから良い成績になったのでしょう。

 これが私が初めて客観性を持って文章を書く習慣を身につけた事柄でした。

読者を想定する習慣

 客観性は大切です。そういう意識がないと独りよがりな文章になりますよね。
私はブログを書くときはできるだけ読者を想定して書いています。これは独りよがりな文章にならないためもありますし、読者を想定することで読者を納得させたいからです。読者を想定することで「この文章だと伝わないな」とか「こういう風に書いたら、クスっと笑ってもらえるかな」とか考えながら書けるんですね。そして実際にそういう文章が書けると。

 読者を想定する場合、苦手だと思う人はまず自分の家族に向かって書こうとするのがいいでしょう。私の場合は自分の父親に向けて書いています。それは父親ならどんな反応をするか想像できるからです。
 

 私は元々、内向型なので、他人の好みとかに興味がなく読者を想定するのが下手なのですが家族ならいつも話をするので、どういう反応をするか予測できます。

 また、読者を想定することで自分の文章に酔うことが減っていきます。読者を想定して読者を喜ばそうと思うと、必然的に客観性が必要になるからです。文章を書いていると、ときどきこれは良いことが書けたと悦に思うことってありますよね。文章に酔うというか。でもそれって落とし穴でその文章を過大評価して削れなくなります。どうしても良い文章だなと思って推敲できないというか。

 それを防ぐためにも読者を想定するのがいいです。つまり自分のために書くという自分本位の文章から相手に合わせて書く、相手本位の文章に変わっていけます。読者はこの文章を読むとどういう気持ちになるかを考えて文章を書くことができるようになります。
 

 これは誕生日プレゼントを考えるのと同じですね。相手が喜ぶのはどんなものだろうと考えて、相手が望みそうなものを選んで贈ると。つまりサービス精神が身につくわけです。


読者を想定する習慣をつける

 読者を想定するのを習慣にするには文章を書く前に二つのポイントを意識することです。

 ポイントは以下のことです。

 1,文章を読む人を明確にする
 2,読む人の反応を決める
の二つです。

一つ一つ説明していきます。

1,文章を読む人を明確にする

 これは読者はどういう人なのかはっきり決めることです。たとえば小学生に向けた文章と社会人一年生に向けた文章は明らかに違いますよね。それぞれの年齢に合わせた言葉や文章があります。それを判別するために文章を読む人を明確にしましょう。もし想像できない場合は、家族や友人を想定するのもいいでしょう。そのほうがわかりやすいですから。

2,読む人の反応を決める

 これは読む人の反応を決めることでどういう文章を書くかが決まります。読者を驚かせたいのなら、そういう文章を。読者を引きつけたいならそのために冒頭に問題提起をするとか。読者の反応に合わせて文章も変わります。

 この二つを文章を書く前に想定することで読み手を意識した文章が書けるようになります。

まとめ

今日は様々な習慣について解説しました。ぜひ行ってみて下さい。

今日はここまで!

参考文献 山口拓朗 明日香出版社(2014)伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 

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