【これは納得】文学全集を読む習慣

このところ習慣についてのお話が続いていますね。
どうやら、新しい題材が見つかるとそれについてブログを書き続ける傾向があって、そのほうが書きやすいです(笑)
なので、今日も物語を作るのに良い習慣について書いていきます。
今日は子供の頃に文学全集を読んでいたという習慣についての記事です。
はじまりはじまり~
ブログを読むのが億劫だという方は動画をどうぞ。内容はブログと同じです。
目次
子供の頃は言葉を覚えやすい
子供のときって暗記がしやすいですよね。漢字ドリルとか毎日書いていてどんどん漢字を覚えていくと思います。どうしてかういうと、記憶を司る海馬をとりまく神経細胞が成長しやすいため記憶力が高いからです。そして子供の頃はまだ真っ白なのでどんどん吸収して記憶していきます。だからこの時期に文学全集を読んでいると物語に向いた言葉を覚えることができます。
物語で使う言葉と日常で使う言葉は違う
物語で使う言葉と日常で使う言葉は違います。
たとえば「虚無」とか「嘔吐」とか日常生活で使いませんよね。これは「虚しい」とか「物を吐いた」と表現します。
でも物語では「虚無」や「嘔吐」を使います。要するに物語特有の言葉があるのですね。
これは画家の絵と漫画の絵が違うのと同じだと思います。画家の絵は主に絵を見る人の心を動かすものです。絵を見た印象を重視します。そのための技法などがあります。
そして漫画の絵は読む人にストーリーやキャラクターの感情を伝えるものです。ストーリーを重視していてそれに合う絵が描かれています。
つまり同じ絵でも目的が違うんですね。
文章も同じで、日常生活を送るのに適した言葉と物語に適した言葉があります。そして文学全集を読むことで物語に適した言葉を覚えていきます。
物語に向いた言葉とは「雅語」や「からだことば」です。
雅語とは平安時代を中心とする古典に使われている言葉です。昭和初期の文豪の本などに使われている言葉で、たとえば「雨が滴る」とか「明かりを点す」のような表現をする言葉です。
また、からだことばとは体の部位を使って表現する言葉で「腹を立てる」とか「肩身が狭い」のような表現をする言葉です。
子供の頃に文学全集を読む習慣があるとこれらの言葉を暗記しています。そして物語を書いていくときに豊富な語彙として使いこなせるでしょう。
もし子供の頃にこの習慣がないのなら
もし子供の頃にこの習慣がないのなら今から文学全集を読むのがいいでしょう。太宰治や夏目漱石などの文豪の文学全集を読むことで物語に向いた言葉を覚えていきます。
もしうまく暗記できなかったり使えなかったりする場合は、まず普段使っている日常の言葉で文章を書いて、それを雅語やからだことばに変換するのもいいでしょう。言葉を言い換えるだけでも覚えていきます。使っていくことが重要です。
また音読もいいです。黙読よりも耳や喉などの体の部位を使うことでより覚えやすくなります。
あと写本もいいと思います。手を使って書くことで記憶に残りやすくなります。
雅語やからだことばには専用の辞典があります。私のお勧めは『雅語・歌語五七語辞典』と『からだことば辞典』です。よかったら読んでみて下さい。
まとめ
今日は文学全集を読む習慣についてお話ししました。この習慣を身につけることで豊富な語彙が身につくでしょう。
今日はここまで!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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