物語を予測して読む習慣

 
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 私はKindle作家の浅岡家山といいます!  このブログでは、『やさしさ』や『小説技法』『Kindle本』などの皆様に役立つ知恵を、色々な形で発信していきます。
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 ここのところ物語技法についての記事が多いですね。
 今回は物語を作る習慣について解説していきます。
 この習慣がある人は物語を作る才能があると思いますし、もしないなら習慣づけすればいいと思います。この記事を読むことで物語を作る習慣を身につけるコツがわかるでしょう。

 今日は物語を予測しながら読むというお話です。

はじまりはじまり~♪

ブログを読むのが億劫という人は動画をどうぞ。内容はブログと同じです。

物語が好きな人の特徴

 物語が好きな人でよくあるパターンは、暗記するほど何度も同じ漫画を読んだり、映画を見るというのがあります。その物語に惹かれて何度も読んではまってるんですね。繰り返し繰り返し読むことで何度も感動を味わうと。そして目をつぶると映像が頭に浮かぶほど覚えると。好きだからこそ何度も味わいたいし、暗記してさらに好きになると。誰にでも「これが大好き!」という作品ってあるものです。
 たとえば私の場合は『グッドウィルハンティング』という映画が好きで学生時代に何度もレンタルして見ました。好きすぎて台詞まで覚えています。

 そしてこの暗記するほど見るという経験があると物語の構成がわかってきます。繰り返し見ることでストーリーの流れを暗記するので、基準となるものさしが身につきます。


 するとそのものさしとなる作品と他の作品を比べることができるので、共通点や違いに気づけるようになるわけです。


 作品を見ながら分析することができるようになります。すると「これは伏線だ」とか「今は起承転結の起だから登場人物の説明の場所だ」とかわかるようになります。そして予想どおりの展開だと「よし」と思いますし、違う展開だと「やられた」となります。

物語は論理的に出来ている

 物語はわりと論理的に出来ています。こうなるからこうなると筋が予測できるものです。 

 たとえば私の場合は過去に漫画の『ワンピース』の予測を某掲示板に書いたことがありました。そのときは酷評されました。その時の予想はこんな感じでした。


 ※『ワンピース』のネタバレを含みます。
 海賊船であるメリー号の竜骨が修復不可能になり新しい船を買うことになりました。そのとき、ウソップは反発します。それほど大切にしていたのです。そしてメリー号をめぐって喧嘩になり、最後はルフィと仲違いをして闘争し去って行きます。その後、メリー号は、敵によって荒れ狂う海へと流されてどこかに行ってしまいました。


 私はこの段階で「メリー号は何らかの形で戻ってくる」と某掲示板に書きました。なぜ、そう思ったのかというと、メリー号が原因でウソップとルフィーは仲違いをしたのです。ウソップは重要な人物です。このままいなくなるとは考えられません。なら、メリー号が原因で仲違いしたのなら、メリー号が帰ってくることでウソップはまた仲間に戻ると論理的に考えたのです。


 結果としてメリー号は窮地に陥ったルフィーたちを助けるために戻ってきました。ウソップが仲間に戻るにはもう少しお話が必要でしたが。


 このように物語とはわりと論理的にできているのです。

 また、私はメリー号の時と同じように白ヒゲが戦いで死ぬだろうと予測して当てました。このときは、マリンフォード頂上戦争が起きて、この戦争はどういう形で収まるかを考えた場合、白ひげが命を落とすしかないと思ったのです。海軍は七武海や大将などほぼ全勢力を集めましたし白ひげも全軍で戦いました。この大きな戦いの落としどころ、終戦はどこにあるかと考えると、白ひげが亡くなり撤収するしかないと思いました。なぜなら海軍は負けるわけがありません。それはいつかルフィーがすることだからです。だから戦争が終わるとしたら白ひげが倒れるしかないと考えたのです。ただ、その代わりエースは助けられ白ひげ海賊団を率いると思っていたので、エースまで亡くなったのは予想外でしたが。
 

 こういう感じで物語はわりと論理的にできているものです。結果には必ず理由があるのです。
 

 よく漫画志望者や小説家志望者に対して映画を毎日三本見ろとか、一日一冊小説を読めとか言いますよね。それは映画などを見ることで論理性に気づいたり構成を学ぶためだと思います。

良い作品には無駄なコマがなく綿密に作られている

 素晴らしい作品ほど無駄なものがありません。何気ない会話でもそれが伏線であったりユーモアであったりして綿密に作られています。


 たとえば『サマーウォーズ』という映画では(※『サマーウォーズ』のネタバレを含みます) 作品の冒頭で主人公は数学オリンピックの予選で二位だったことを嘆きます。部室で男二人でバイトをしながら嘆くわけです。何気ないシーンですが、この数学が得意だというところは、後半の暗号を解ける才能として重要な役割を見せます。また主人公が電車で家に帰る途中、電車の電光掲示板に格闘家がどんどん相手を倒すシーンが流れます。この格闘家も後半で味方として登場します。
 このように何気ない日常の風景も全て伏線なのです。良い作品はどんな場面も意味があるのです。

予測をする習慣を身につけるには

 さて最後に、物語を予測する習慣を身につける方法を紹介します。
 

 まず、過去に読んだり見たドラマや漫画、映画などを頭の中で再生して下さい。だいたいどんな感じで流れていくか要点が掴めていればいいでしょう。もしできないなら覚える段階に戻り、好きな映画や漫画を覚えるぐらい何度も繰り返し見たり読んだりして下さい。


 すると伏線や構成がわかってきます。そうしたら次に、なぜその映画や漫画を読んで感動したのか、心が揺さぶられたのかを考えて下さい。それは主人公が泣いたからかもしれませんし、成長したからかもしれません。また、登場人物たちのボケ役とツッコミ役などのユーモアにも気づくでしょう。そうやって作品を暗記するぐらい読み、理解し頭の中で再生することで構成に明るくなります

 また他の作品との違いを考えるのもいいでしょう。たとえば『ワンピース』と『ナルト』の漫画の違いを考えるとか。その際、できれば伏線の出し方の違いやユーモアの作り方なども分析できるといいですね。


 暗記したり違いがわかるようになればあとは予測を実行するだけです。映画や漫画などを「次はこうなる」「こうだからこうなる」みたいに予測しながら読みましょう。毎週ジャンプを買って「来週号ではこうなるだろう」と考えるのもいいでしょう。


 これは作者との勝負となり、いつかストーリーが自分の予測どおりになったらあなたはプロ並みのストーリーを考えられるようになったということです。

まとめ

 今日は習慣として先を予測しながら作品を読む方法について解説しました。
これができるようになるとTVを見ていても次の展開がわかるようになり、今までとは違った楽しみ方ができるようになります。また、作品を作る場合の基礎にもなります。なので、ぜひ習慣にしてみて下さい。この習慣を身につければきっと構成力が身につくでしょう。

 最後に起承転結などのストーリーの基礎を学ぶのに参考になる本を紹介しておきます。これらを読むとさらに構成の理解につながります。

『ミステリーの書き方』日本推理作家協会編著 幻冬舎 ※乙一さんの本文が良いです。 
『ライトノベルの書き方』ソフトバンク クリエイティブ株式会社 野島けんじ

今日はここまで!

 参考文献 『ワンピース』集英社 尾田栄一郎

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