【初めででも使える】ユング心理学から自分なりの才能を見つける 中編

前回の「ユング心理学から才能を見つける 上編」ではユング心理学の外向型、内向型の説明と、四つのタイプについて説明しました。今回は、さらに深めて八つのタイプについて詳しく紹介します。それで自分の特徴や才能についてヒントになるかなと思います。
自分にはどんな才能があるのか知りたい人へ
今日はユング心理学からわかるタイプの特徴とどんなジャンルや手法が向いているかというお話です。
はじまりはじまり~♪
ブログを読むの億劫だという人は動画をどうぞ。内容はブログと同じです。
目次
外向型思考タイプについて
外向型思考タイプは、外の世界を合理的に分析して何事も理詰めで進めるタイプです。お金や権力に強い欲求があり、それを得るために合理的に行動します。お金を得るために今、何をするともっとも儲けがあるかなどを考えて行動します。または、自分の出世のためには何をしたらいいか、どの人にどういう態度を取ったらいいかなどを、いつも考えていて合理的に行動をします。観察する目があります。
このタイプが物語を作る仕事に就くなら、実用書やビジネス書などのすぐに役立つ方法論などが向いていますから、それらを物語に絡めるといいでしょう。たとえば『夢をかなえるゾウ』などの物語をとおして成長できるものが向いていると思います。また、論理的思考が得意なのでミステリー小説も向いているでしょう。
内向型思考タイプについて
内向型思考タイプは、内の世界で考え込むタイプです。なぜ人間は生きるのかとか、なぜ殺人はいけないのか、など自分の興味のあることをずっと考え続けます。真理がわかることを好み、自分なりの人生論などを組み立てるのも好むでしょう。じっと考えて自分なりの体系を作り出します。論理立ててこの世界はどうやって成り立っているかを研究します。
このタイプが物語を作る仕事に就くなら、純文学的なものが合うかもしれません。自分なりの独自の理論を考え出して体系的に作品を書くのがいいでしょう。人間の新しい知覚を表現する純文学に向いていると思います。
外向型感情タイプについて
外向型感情タイプは、パーティーなどで多くの人と仲良くするのが得意です。このタイプは外の世界に合わせてその場に適応した感情をふりまくことが得意なため色々な人と愛情のある会話をすることができます。また、ぽつんと寂しそうな人には温かく声をかけます。自分の感情を周りの感情に合わせて表現するため仲良くなれるのです。
このタイプが物語を作る仕事に就くなら、複雑な人間関係について書くジャンルが向いているでしょう。なぜなら人間模様や人間関係のちょっとしたほころびや影など、他人が持っている感情に気づきやすく、誰と誰が付き合っているとか、誰と誰が喧嘩をしているかを簡単に把握します。また恋愛小説も向いていて、愛憎を絡めたどろどろとした小説も向いているでしょう。また人間に興味があるのでキャラクター小説も向いていると思います。
内向型感情タイプ
内向型感情タイプは、自分のなかの感情に注目します。今、自分がどう感じているかを重視して、他人の感情にはあまり気にしません。それよりも自分がどういう感情があるかを常に受け止めます。見た目は地味なのですが、実は深い感情体験をしていて、自分の感情の動きをしっかり把握していて、また記憶もしています。雨が降っているときはどういう気持ちになるかとか、親に怒られたときにどういう気持ちになったのか。
このタイプが物語を作る仕事に就くなら、感情を大きく表現できるものがいいでしょう。それは恋愛小説かもしれませんし、純文学かもしれません。自分の中にある深い感情を出すことで、周囲は驚くでしょう。また、その深い感情体験は内的独白を書くのに向いていて登場人物の豊かな心模様を書くのがいいと思います。
まとめ
今日は八つのタイプのうちの四つを説明しました。次回、残りの四つを紹介します。
自分がどのタイプか知りたい場合はネットで、「ユング心理学 タイプ論 テスト」で検索して下さい。テストが見つかりますのでそれを行えばわかるでしょう。
今日はここまで!
参考文献 マギーハイト 講談社 (2003)超図説目からウロコのユング心理学入門
福島哲夫 PHP研究所 (2011)ユング心理学でわかる8つの性格
河合隼雄 培風館 (1967)ユング心理学入門
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