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【小説の謎の作り方まとめました】この謎は疑惑を出して、読み手の答えを知りたいという欲求を刺激し、読み手を引っ張る謎です

 
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 私は愛知県在住の小説家志望の浅岡家山といいます! 四十代の男です。  このブログでは、皆様に役立つ知恵を、色々な形で発信していきます。
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こんにちは。浅岡家山です。

小説の書き方で、謎を出したいけれど、うまくできなくて困ったことってありませんか?

謎の作り方で、私の方法を公開します。この方法を身に付ければ、楽に謎を作ることができます。

この理論は、プロの小説家さんの本を分析して、見つけた方法です。大いに益があると思います。

ただ、作品のネタバレが多少ありますので、知りたくないと思う人は注意して下さい。

また、記事が、膨大な長さになりますので、休み休みしながら、最後まで読んで下さい。きっと役に立ちますよ!

参考にした作品は、『分身』東野圭吾 集英社文庫 『4U』山田詠美 幻冬舎文庫 『銀漢の賦』葉室麟 文春文庫 『日本婦道記』山本周五郎 山本周五郎長篇小説全集第四巻 新潮社

ブログを読むのが億劫な方は動画をどうぞ!↓

謎とは何か

謎というのは、作品の中で、読者に、「これってどういうことだろう」と疑問に思わせ、間違った答えや、さらに謎を呼ぶ展開などを示して、読者の答えを知りたいという欲求を刺激し、作品の最後まで、釘付けにする手法です。

読者は、謎に引っ張られ、謎の答えを知りたくて、ページをめくるわけです。

また、謎が解明されると、一連の流れが一度、総括されます。謎が解明されて、今までの謎の答えを探そうとした行動に、区切りができます。そして、また新しい謎が出てきて、つぎの謎の解明を目指します。

小説には伏線を主体として作品と、謎を主体とした作品があります。

前者は、山本周五郎の『さぶ』であり、後者は、東野圭吾さんの『分身』です。伏線と謎、どちらを主体にするとしても、決して、伏線のみ、謎のみ、にはならないと思います。今回は、謎を主体とした作品をメインに扱います。

大きな謎と小さな謎 謎にはどんな効果があるか

謎は、長さという視点から、大きな謎小さな謎の二つがあります。

大きな謎とは、物語の最初から最後まで、ひっぱっていくものです。物語の冒頭に、大きな謎が提示され、主人公は謎を解くために行動します。しかし、簡単には解けず、断片的な答えを見つけながら、最後の最後に、謎が解けます。

推理小説でいうところの、名探偵が冒頭で起きた殺人事件を、最後の場面で、種明かしをする。
そういう類の謎です。

たとえば、東野圭吾さんの小説『分身』では冒頭に、
”「もしかしたら私は母に嫌われているんじゃないか」”という疑問を提示します。
そして、嫌われていると思う理由を書きつつ、主人公は、疑問を解いていこうと行動します。
主人公は、さまざまな事件にまきこまれながら、最後には、答えを見つけます。

読み手の興味を最後までひっぱるのが、大きな謎です。

対して、小さな謎は、その章だけで答えがでる謎です。
多くは会話のなかで、提示されます。

たとえば、『分身』で、バンドのコンテスト番組に出演するアマチュアバンドの一人が、
”「ふつうにやりゃ、とりあえず今日は合格なんだよな」”と仲間に尋ねます。すると、一人が
”「その予定だってディレクターはいってた。しばらく大したバンドが出てくる見込みはないからって」”と答えます。
これが小さな謎です。

ほかには、
主人公が、マクドナルドで、初対面の人を待っていたら、相手がすぐに自分に声をかけてきたので、
”「どうしてすぐに私のことがわかったんですか?」”と質問すると
”「だって大きな旅行鞄を抱えてマクドナルドに入る女の子なんて、そうそういないもの」”と答えます。

小さな謎というのはこういうものです。
小さいので、気づきにくいですが、小さな謎は、それを解明するだけで、読み手に一時の解放感を与えます。

大きな謎で、読み手を最後までひっぱりながら、答えを小出しにしつつ、小さな謎で、少しの解放感を与える。そして、最後まで読ませる。これが大きな謎、小さな謎のテクニックです。

引用文献『分身』東野圭吾 集英社文庫 p5,31、49

謎の種類 内的独白の謎について

謎には、内的独白、行動、会話、アイテムの4つの種類があります。

まず、内的独白の謎を紹介します。

内的独白による謎というのは、たとえば、物語の冒頭で、「愛はどうして消えていくのか?」とか、「もしかしたら私は母に嫌われているんじゃないか」などの、疑問に思ったことを心の声、内的独白の形で、提示して、読み手に、どういうことだろう? と思わせるものです。

たとえば山田詠美さんの小説『4U』の冒頭に”「男が長いことつかっていたバスタブの残り湯は、はたして、スープか」”という文章があり、何のことだろう? と思わせる。そして、主人公と男との関係を書いていき、謎を解明しつつ、小説の最後に、”「だから、バスタブの残り湯がスープに思えて来るんだよ」”とオチがつきます。
最初に抽象的な疑問を投げかけ、本文で具体的に解明し、最後の文章でオチをつけているわけです。

また、前も書きましたが、東野圭吾さんの小説『分身』では冒頭に、
”「もしかしたら私は母に嫌われているんじゃないか」”という疑問を提示します。そして、嫌われていると思う理由を書きつつ、主人公は、疑問を解いていこうと行動します。主人公は、さまざまな事件にまきこまれながら、最後には、答えを見つけます。

二つの例からわかるように、内的独白による謎というのは、物語全体に係わる謎といえます。大きな謎です。
(もちろん小さな謎もあります、ただ冒頭での内的独白の謎は、大きな謎である確率が高いです)

引用文献 『4U』山田詠美 幻冬舎文庫p8、30 『分身』東野圭吾 集英社文庫p5

行動による謎について

行動による謎とは、登場人物たちが、普通ではしない行動や、違和感を感じさせる行動をすることで、表にでてくる謎です。
たとえば、毎週土曜日になると、必ず、本屋に、50円玉を両替しにくる男性とか、葬式が終わっても、毎夜、お経をあげる声が聞こえるとか。

なぜ、そんな行動をするのか? と疑問をもたせ、先を読ませるわけです。

たとえば、葉室麟さんの小説『銀漢の賦』の冒頭で
”「日下部源五が、家老松浦将監の異常に気づいたのは八月の昼下がりのことだった」”と書いてあって、
異常って何? と思わせます。そして、二人の状況や関係を説明しながら、
”「源五は馬上の将監が、苦しげに腹を押さえてかがむのを何度も見た」”と、もう一度、説明をします。

その後、将監が、源五に、自分がどう見えるか尋ね、
”「されば、ひどく弱られておるように見え申す」”と答える。
”「よう見たな源五、わしは死病にとりつかれておる。余命、いくばくもあるまい」”と書いて、疑問の答えを出します。
そして”「源五よ、わしは間も無く名家老どころか、逆臣と呼ばれることになるぞ」”と、また疑問を出すことで、
読者の興味を惹きます。(この例は、行動による謎と会話による謎が混ざっています。「逆臣と呼ばれることになるぞ」というのが会話による謎です)

たとえば、山本周五郎さんの『花の松』では、妻の通夜が終わり、弔問客も帰り、静かになったのに、病間から、お経を読む声が聞こえます。主人公は、不思議に思い、息子に尋ねると、しもべたちがお経を読んでいて、
しもべたちは亡くなった妻を慕っていたから、どうか許してほしいと言われます。
主人公は、その後、妻がどれだけ、夫のために尽していたか、そして、しもべたちを労わっていたかを知り、妻の生き様を知ります。これはお経を読むという行動の謎から出発した物語です。

行動の謎は、小さな謎といえます。そのため、読者をひっぱるためには、謎がとけたら、すぐさま新しい謎を提示したほうがいいでしょう。

難しいと思いますか? 大丈夫です。

だって、行動の謎はもっと小さな謎でいいんです。
歩いていたら、空をぼーと見ている男性がいた。どうしたんだろう?
これだけでも謎になります。

簡単ですよね。

大切なことは、人物の不自然な行動を、ストーリーにどう絡ませていくかということです。そして、どうやって謎をひっぱっていくかということです。

引用文献『銀漢の賦』葉室麟 文春文庫p7,13,17,20

参考文献『日本婦道記』山本周五郎 山本周五郎長篇小説全集第四巻 新潮社

会話による謎について

会話による謎とは、会話のやりとりのなかで、違和感を与えたりそれってどういうこと? と気になる会話をして、それの解明をするものです。
たとえば、『さぶ』で、栄二がおせいと初めて会ったときに、
”「さぶがいろいろお世話になったでしょう。私からもお礼を申し上げます」”と言うと、おせいは”「いいえ、お世話になったのはあたしたち親子のほうなんです。あたしたち、三郎さんがいなければここから追い出されるところだったんです」”と言った後、さぶは、とんでもないと話を遮ります。そこから、おせいの身の上話になり、2ページほどして、おせいと別れた後、栄二が、”「おめえなにをしてやったんだ」”と尋ねて、謎の解明をします。

難しいと思いますか? 大丈夫です。

だって、会話による謎は、もっと小さな謎でいいんです。

たとえば、
「外では雨が降ってるかい?」「さっき外に出たときは降ってなかったよ。大丈夫、行っておいで」
これだけでも、会話の謎といえます。つまり、会話のなかで、疑問を口に出せば、それだけで謎になります。そして、回答がでれば、解放感があります。

簡単ですよね。

大切なことは、疑問を、ストーリーにどう絡ませていくかということです。そして、どうやって謎をひっぱっていくかということです。

引用文献 『さぶ』山本周五郎 山本周五郎長篇小説全集第三巻 新潮社p335,336,339

アイテムを使った謎について

アイテムについての謎というのは簡単に言うと、意外な物ということです。
たとえば、何度も出している東野圭吾『分身』では、娘が、亡き母親の本棚を片付けていたら、意外なスクラップブックを見つけます。スクラップブックには、政治家の記事の切抜きが貼ってありました。母親は、政治に興味がなかったはずなのに、なぜ、そんなものを作っていたのか? さらに調べてみると、政治の記事よりも、その政治家の子供についての記事ばかり集めていた。いったい、これは何なのだ? と謎を提示します。

また、『分身』ではほかにも、写真がはがしてあるアルバムや、マジックで顔を消してある写真などがでてきます。なぜ、写真をはがしたのか? なぜ、顔を消してあるのか?

どうですか? 気になりませんか?

これがアイテムを使った謎です。もちろん、物語が進むうちに、そのアイテムの謎は解けていきます。

難しいですか? 大丈夫です。

だって、謎は、簡単に作れますから。

たとえば、鉛筆がトイレに落ちていた。なぜだろう?
これだけで、謎になります。

アイテムに不自然な様子をつけるだけで謎は作れます。

簡単ですよね。

大切なことは、そのアイテムの不自然な様子(謎)と、それをストーリーにどう絡ませていくかということです。そして、どうやって謎をひっぱっていくかということです。

参考文献『分身』東野圭吾 集英社文庫

謎が謎を呼ぶ展開について

謎が謎をよぶ展開とは、簡単にいうと、まず大きな謎がでてきて、その謎が解ける前に、さらに謎がでてくることです。謎がどんどん現れ、読み手は、解答を知りたくて、どんどん先を読もうとします。

たとえば、『誘拐児』という小説では、最初に誘拐事件が起こり、身代金の受け渡しの際に、犯人と警察の追いかけっこがあります。結局、犯人は捕まらないのですが、それから数十年後、殺人事件が起きます。この二つの事件は、犯人があきらかになるにつれ、その関係性が見えてくる、というものです。

また、何度もとりあげている『分身』では、冒頭で、”『もしかしたら私は母に嫌われているんじゃないか』”という疑問を投げかけます。その後、真相を探ろうと、主人公は行動するのですが、突然、母が自殺し、なぜ死んだのか? という二つ目の大きな謎が提示されます。主人公は、その謎を解明しようと行動するのですが、答えが見つからず、右往左往します。それでも、少しづつ少しづつ、真相に近づき、最後に答えを見つけます。

大切なことは、大きな謎をいくつも出すということです。すると、真相を解明するときに、新しい発見がどんどんわかり、読み手は解放感を感じます。

参考文献 『誘拐児』翔田 寛 講談社 引用文献『分身』東野圭吾 集英社文庫p5

謎の転化について

謎を伸ばす方法があります。

『さぶ』のなかで、さぶが泣きながら糊を作っていたという行動の謎があり、そして、後日、栄二は、さぶに、あれは何だったのか? と尋ねます。つまり、行動の謎が会話の謎に、転化したのです。こんな感じで、謎を、どんどん伸ばすことができます。

行動の謎→会話の謎
会話の謎→行動の謎
会話の謎→会話の謎

の三タイプがあります。謎を伸ばして、再利用するときに、この三つを思い出すといいと思います。

参考文献『さぶ』山本周五郎 山本周五郎長篇小説全集第三巻 新潮社

誤誘導について

誤誘導というのは、謎によって、何だろう? と読み手に思わせておいて、つぎに、少ない情報から「じつは、こういうことじゃないかな」と、間違った方向へ、誘導することです。とりあえず回答を与えるわけです。読者は、正否がわからないので、そうなんだと思い込みます。そして、ある程度、間を置いて、実は、真実は、こうでした! とみせるわけです。

つまり、誤誘導することで、真実を知ったときの意外性を大きくする方法です。

たとえば『さぶ』という小説では、石川島にいた栄二の元に、居場所を知らないはずのさぶが現れます。栄二は会いたくないと、拒否します。その後、どうやら、六という人物が栄二の情報を、同心に全て吐いたことがわかり、それで、さぶが栄二の居場所を知ったのだと思います。ところが、しばらくして、おすえという女性が栄二に会いにきて、実は、正月に、綿文の小僧から、栄二が綿文で、殴り飛ばされ、番小屋へ連れて行かれたことがわかります。そこから、さぶが、番小屋や与力の青木に会って、栄二の居場所を知ったのでした。

六から栄二の情報が漏れたと思わせておいて、実は、綿文の小僧から情報が漏れたというシナリオです。こうすることで、真実がわかり、読み手は、興味をひかれるわけです。

また、『分身』という作品では、主人公の双葉が、家に帰る途中、母親と知らない男性が話しているのを見かけます。あとで、母親にあれは誰だったのかと聞くのですが、大学時代の知り合いだと言って、何故かそれ以上詳しく教えてくれません。双葉はベットに寝ながら、シングルマザーの母親に会いに来たのは、もしかして、自分の父親かもしれないと思います。でも、その後の展開で、その男性は、実は自分を利用しようとする悪い男だということがわかります。

こんな感じで、少ない情報から偽の答えを提示し、真実を知ったときの落差を演出する技法です。

誤誘導を使うかのは、誤誘導しないと、主人公たちは、真実を探し、いつかは真実を見つけてしまう。
ならば、真実に行き着く前に、偽の答えを見せて、追求する手を止めます。時間稼ぎになります。

つまり真相にいきつくには、まだ早いと思える場合に用いるテクニックです。
物語の序盤に使う方法ですね。

謎の答えの出し方について

謎の答えの出し方は、「内的独白」、「行動」、「会話」、「アイテム」のどれかです。
「内的独白」は、そのままです。心のなかで、ああだ、こうだと考え、つまり、こういうことだろう、と考えて答えを出します。ただし、間違っていることもあります。それはそれで、真実を知ったときに意外性を生みます。

たとえば、『分身』では、母親にテレビに出ることを反対された双葉が、”「なぜママは、あたしが人前に出るのをあれほど嫌うのか」”という謎を、内的独白で問います。そして、双葉は、うんうん考えながら、”「あたしが人前に出ると何か悪いことが起きる」”という結論に至ります。思考することで答えを見つけるというものです。

「行動」は、心のありようを、行動によって知らせます。謎に対して、行動で答えます。

たとえば、『分身』では、”「もしかしたら私は母に嫌われているんじゃないか」”という謎があります。そう思いながら、ある日、繭子は、睡眠薬を飲まされ、眠りに落ちます。そして、”「ふわりと身体が浮く感覚があった」”という体験をします。そして気がつくと、自分の家の庭に寝ていて、家が燃えていました。

誰が、繭子を安全な庭へ運んだのか?

父親からのメモにより答えがわかります。それは母親でした。呪われた家族を殺し、自分も自殺しようとした母親は、最後の最後に、娘の命を助けたのです。繭子を庭へ運んだのです。つまり、母親は繭子を嫌ってはいなかったのです。愛していたのです。

「会話」は、そのままです。会話のなかで、謎の答えを言います。謎の答え方としては、これが一番多いと思います。

たとえば、『分身』では、母親に無断でTVに出た双葉は、母親に問われます。”「もし、あんたたちが急にでないってことになったら、あの番組はどうなるかね?」「そりゃあスタッフが慌てるに決まってるじゃん」”

アイテムは、物的証拠のことです。そのアイテムが、謎の答えになります。

たとえば、『分身』では、悪者に捕らえられた繭子は、病院に連れていかれます。そこで、身体の検査などを受けます。ある時、自分の本に、メモが書いてあることに気づきます。父親からの繭子へのメッセージでした。メモには、繭子の出生の謎や母親の謎の答えが書かれていました。つまり、メモというアイテムにより、謎が解明されたのでした。

引用文献・参考文献『分身』東野圭吾 集英社文庫p37,38、78

謎の作り方

今までは具体的な謎について説明してきました。

今回からは謎の作り方について説明していきます。

謎を主体とした作品を作る場合の手順は以下のようになります。

1,テーマを決めます。このテーマは作品に通底するものです。作品の本質に関係したものです。
2,つぎに、テーマに絡めて、謎になるものを一覧表から選びます。

一覧表「感情、物品、行動、出生、建物、疑問、過去、外見」

この一覧表は実際にある作品から抜き出したものを抽象化したものです。

3,選んだものから謎を作ります。
4,どういう形で謎を出すか決めます。 「大きな謎」、「小さな謎」、「内的独白による謎」、「行動による謎」、「会話による謎」、「アイテムを使った謎」から選びます。
5,謎の答えの出し方を決めます。「内的独白」、「行動」、「会話」、「アイテム」のどれかです。
6,物語の中に、謎を出す部分と、答えを出す部分にそれぞれ配置して終わりです。

では具体的に謎を作ってみましょう。

1,テーマを決めます。ここでは、「愛」とします。
2,つぎに、謎になるものを一覧表から選びます。ここでは、感情を選択します。
3,謎を作ります。「感情」を謎にするとします。テーマの「愛」に絡めて、「なぜ愛がなくなったのか」という疑問にします。
4,どういう形で謎を出すか? ここでは、「大きな謎」と「内的独白による謎」にします。
5,謎の答えの出し方を決めます。謎は、「大きな謎」なので、冒頭に「なぜ愛がなくなったのか」という「内的独白による謎」として提示します。その後、様々なことが起こり、終盤で、謎が解明されます。ここでは、「会話」による答えを出します。主人公が会話を通して謎が解けます。それによって、主人公の現状や感情、状態が総括されて表現されます。
6,物語のなかに謎と、謎の答えを配置して終ります。

長篇小説での謎の数

『さぶ』という小説でどのくらい謎があるか、数えてみました。

その結果は、謎の総数は、168で、内訳は、行動の謎が15,内的独白の謎が6,アイテムの謎が3、会話の謎が144でした。

圧倒的に、会話の謎が多いです。

どうやら、会話で、「どういうこと?」みたいに、疑問を出すのは、会話をスムーズにする効果があるようです。

参考文献『さぶ』山本周五郎 山本周五郎長篇小説全集第三巻 新潮社

まとめ

1、 謎とは何か

2 、謎には、大きな謎と小さな謎がある。

3 、謎には、内的独白の謎、行動による謎、 会話による謎、アイテムを使った謎がある。

4,謎が謎を呼ぶ展開がある。

5,謎を転化して伸ばす。

6,誤誘導というテクニックがある。

7,謎の答えの出し方は、内的独白、行動、会話、アイテムを使った方法がある。

8,謎を実際に作ってみる。

9, 長篇小説では、謎は170ぐらい必要。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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